日本製鉄は４日、タイ工場でブリキめっきラインの設備増強に約20億バーツ（約90億円）を投資すると発表した。2027年３月の完了を見込む。缶メーカーを中心とした顧客からの容器用ブリキ鋼板の需要に対応する。
タイ子会社で冷延・溶融亜鉛めっき鋼板の製造・販売を手がけるＮＳ—サイアム・ユナイテッド・スチール（ＮＳ—ＳＵＳ）が、東部ラヨーン県マプタプットに構える工場で拡張する。ブリキ鋼板製造能力は現在に比べ25％増の年35万トンとなる。
同社によると、タイは食缶の一大輸出拠点として産業が集積する。容器用ブリキ鋼板は引き続き堅調な成長と拡大が見込まれる。設備拡張により、タイ国内での国産化の推進やサプライチェーン（供給網）の強化を目指す。

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タイ子会社で冷延・溶融亜鉛めっき鋼板の製造・販売を手がけるＮＳ—サイアム・ユナイテッド・スチール（ＮＳ—ＳＵＳ）が、東部ラヨーン県マプタプットに構える工場で拡張する。ブリキ鋼板製造能力は現在に比べ25％増の年35万トンとなる。

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