旭化成は11日、江蘇省常熟市にある樹脂コンパウンド製造工場の生産能力を増強すると発表した。設備を増設し、年産能力を現在から約３割高める。中国では今後も電気自動車（ＥＶ）や第５世代（５Ｇ）移動通信システム向け機能材料の市場拡大が見込まれることから、生産体制を強化する。
中国法人の全額出資子会社、旭化成塑料（常熟）が運営するコンパウンド工場の生産能力と倉庫保管能力を増強する。樹脂コンパウンドはガラス繊維や難燃剤などの添加剤を混ぜ、機能性を付与した合成樹脂。年産能力は現在の２万8,000トンから2023年10月に３万6,000トンに引き上げる予定。生産増強に伴い、売上高は1.2～1.5倍になると見込む。
旭化成によると、中国では自動車や太陽電池モジュール向けエンジニアリング樹脂の販売量が伸びており、24年以降供給が追いつかないと予測されるという。

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中国法人の全額出資子会社、旭化成塑料（常熟）が運営するコンパウンド工場の生産能力と倉庫保管能力を増強する。樹脂コンパウンドはガラス繊維や難燃剤などの添加剤を混ぜ、機能性を付与した合成樹脂。年産能力は現在の２万8,000トンから2023年10月に３万6,000トンに引き上げる予定。生産増強に伴い、売上高は1.2～1.5倍になると見込む。

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