東洋紡は7日、インドの北部ハリヤナ州グルガオンにエンジニアリングプラスチック(エンプラ)樹脂の販売子会社を設立すると発表した。自動車関連用途の需要拡大に対応する。4月の営業開始を予定している。
100%子会社の「東洋紡インディア」を設立する。資本金は3,000万ルピー(約5,000万円)。インドにおけるエンプラ樹脂の生産・販売の管理および品質保証を業務内容とする。従業員はローカルスタッフを含め4人。
インドでは2016年に地場企業に委託して、エンプラ樹脂の現地生産を開始した。営業対応はタイから行ってきたが、自動車部品の現地生産や現地調達が進む中、営業対応の強化を目的に販売子会社の設置を決めた。
東洋紡のエンプラ事業は、これまでにタイやインドネシア、中国、台湾などに拠点を設けており、インドは13番目の海外拠点となる。
エンプラは、自動車の軽量化の鍵となる素材として内外装に採用されているほか、電気・電子部品や建材などの分野で利用されている。
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