首都ジャカルタから飛行機で２時間半の場所にある小さな町で、ジャカルタでもそれほど目にしない「５Ｇ」のマークがスマートフォンに表示された。東ヌサトゥンガラ州ラブアンバジョは、世界最大のトカゲのコモドドラゴンが生息するコモド島への出発地で、夕日や港町の眺望の良さでも人気の地だ。
そんなラブアンバジョは昨年、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳会議の舞台となり、インフラ開発が進んだ。ゆえに国営の通信キャリアであれば、第５世代（５Ｇ）移動通信システムを利用できる訳だ。ここ数年の集中的な開発の効果はあなどれず、通りにはおしゃれな飲食店が並び、港や空港も再整備されるなど、街の景色は大きく変わったと地元の青年は話す。
良好な通信環境は離島でも健在。早速、スマホで収めた絶景をＳＮＳにアップロードした。（純）

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