亀田製菓(新潟市)は24日、インドに進出すると発表した。地場食品大手LTフーズと合弁会社を設立し、2018年1~3月をめどに米菓の現地生産と販売を開始する。
合弁会社名は「ダワット・カメダ」で、17年3月に設立する予定。資本金は約6億ルピー(約10億2,000万円)で、亀田製菓が49%、LTフーズが51%出資する。生産する商品のラインアップなど詳細は今後詰める。原料は原則、インド国内で調達する。
インドでは米菓を食べる習慣がほぼない。亀田製菓の広報担当者はNNAに対し、「経済発展に伴い今後は市場形成が進むとみられ、いち早く参入することで需要を取り込みたい」と説明した。日本で培った安全で高品質な商品を提供し、市場の創造を目指す。
LTフーズは北部ハリヤナ州グルガオンに本拠を置き、主に長粒種の香り米バスマティ米の販売を手掛けている。
亀田製菓は2020年度(20年4月~21年3月)までに売上高の3割を海外事業で稼ぎ出す方針だ。ベトナムでは11月から第3工場が稼働しているほか、タイ、中国、米国に進出している。
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