フィリピンで医師や看護師、助産師の資格を持つ医療従事者のうち、実際に国内で働いている人は6割以下に過ぎないことが、27日催された上院の公聴会で明らかになった。地元メディアGMAニュースが伝えた。
上院の専門職統制委員会によると、3月24日現在、医師免許を取得している15万9,283人のうち実際に国内で就労しているのは59.7%の9万5,000人、看護師は95万1,105人に対して53.5%の50万9,300人だった。助産師は18万2,300人の35.4%に当たる6万4,500人にしか働いていない。
世界保健機関(WHO)は必要な医療従事者数の基準を人口1万人当たり医師14.3人、看護師27.4人としている。この基準に当てはめると、フィリピンでは医師11万6,032人、看護師12万5,890人が不足している。
医師や看護師の登録数に比べ国内での就労者が少ないのは、海外流出が原因とみられる。公聴会を開いたピア・カエタノ上院議員は「政府は医療従事者に対し、競争力のある給与や継続的な雇用環境を提供する必要がある」と指摘した。
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上院の専門職統制委員会によると、3月24日現在、医師免許を取得している15万9,283人のうち実際に国内で就労しているのは59.7%の9万5,000人、看護師は95万1,105人に対して53.5%の50万9,300人だった。助産師は18万2,300人の35.4%に当たる6万4,500人にしか働いていない。
世界保健機関(WHO)は必要な医療従事者数の基準を人口1万人当たり医師14.3人、看護師27.4人としている。この基準に当てはめると、フィリピンでは医師11万6,032人、看護師12万5,890人が不足している。
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