イオンモールは8日、インドネシア5号店となる商業施設「イオンモール デルタマス」を、22日に西ジャワ州ブカシ県でグランドオープンすると発表した。専門店はオープン時に177店舗が開業する予定で、うち75店舗が同県では初出店となる。今年末までに延べ650万人の来場を見込む。
ブカシ県にある総合都市「デルタマス・シティ」に出店する5号店は、首都ジャカルタと郊外の工業地域を結ぶチカンペック高速道路のKM37出口から車で数分の位置にある。高速道路に近い利便性に加え、ジャカルタと西ジャワ州バンドンを結ぶバンドン高速鉄道のカラワン駅が開業すれば、バンドンからの買い物客も見込めると関係者は期待を寄せる。
敷地面積は20万平方メートルで、2015年に開業したインドネシア1号店「イオンモールBSD CITY」の2倍の規模となり、イオンモールが東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で展開する店舗でも最大規模。総賃貸面積は8万5,000平方メートルで、インドネシア国内の既存4店舗の中で最大となる。駐車場は四輪車3,500台、二輪車4,000台分を備える。
入店する専門店は300店。22日のオープン時には、このうち56~60%が開業する予定だという。核店舗としてスーパーのイオンが売り場面積6,000平方メートルで出店。また、イオンモールとしては初めて地場百貨店マタハリ・デパートメント・ストアが出店する。
■バンダイナムコのバラエティースポーツ施設も
日系では、バンダイナムコアミューズメントが日本で手がける新感覚バラエティースポーツ施設「VS PARK」の海外版「VS CHALLENGE」や、眼鏡販売のムラタ(札幌市)が北海道を中心に店舗展開する「メガネのプリンス」がインドネシアで初出店する。
イオングループ傘下イオンファンタジーの屋内プレーグラウンド「キッズーナ」に併設する形で、ファミリーアミューズメント「モーリーファンタジー」も出店する。イオンモール デルタマスのゼネラルマネジャー、スリ・プラヨギオ(ヨギ)氏によると、モーリーファンタジーが国内で出店するのは今回初めて。
ヨギ氏は、平日には1万8,000~2万人、週末には3万~3万2,000人の来場を目指すと話した。10月までにテナントの入居率を80%に引き上げて、25年には年間で延べ950万~1,000万人の来場を目指す。
■環境にも配慮
脱炭素社会の実現に向けた取り組みも進めている。屋上に太陽光発電パネルを設置した。設置面積が9,500平方メートル、年間発電量は2,750キロワット時で、モールの電力供給の約15%に相当する。年間で約1,700トンの二酸化炭素(CO2)排出量を削減できると見込む。
また、デルタマス・シティの商業施設では初となる、電気自動車(EV)充電ステーションを導入。8台同時に充電可能となる。
イオンモール デルタマスは、インドネシア・グリーン・ビルディング協会(GBCI)が新たな環境配慮型建物「グリーン・ビルディング」の評価システムとして取り組む「グリーンシップ」認証の取得を目指している。
イオンモールが22日にグランドオープンするインドネシア5号店の外観イメージ図(同社提供)
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■バンダイナムコのバラエティースポーツ施設も
日系では、バンダイナムコアミューズメントが日本で手がける新感覚バラエティースポーツ施設「VS PARK」の海外版「VS CHALLENGE」や、眼鏡販売のムラタ(札幌市)が北海道を中心に店舗展開する「メガネのプリンス」がインドネシアで初出店する。
イオングループ傘下イオンファンタジーの屋内プレーグラウンド「キッズーナ」に併設する形で、ファミリーアミューズメント「モーリーファンタジー」も出店する。イオンモール デルタマスのゼネラルマネジャー、スリ・プラヨギオ(ヨギ)氏によると、モーリーファンタジーが国内で出店するのは今回初めて。
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■環境にも配慮
脱炭素社会の実現に向けた取り組みも進めている。屋上に太陽光発電パネルを設置した。設置面積が9,500平方メートル、年間発電量は2,750キロワット時で、モールの電力供給の約15%に相当する。年間で約1,700トンの二酸化炭素(CO2)排出量を削減できると見込む。
また、デルタマス・シティの商業施設では初となる、電気自動車(EV)充電ステーションを導入。8台同時に充電可能となる。
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