ＭＧ、新型ＢＥＶ「ＭＧＩＭ６」発売

タイで「ＭＧ（名爵）」ブランド車を販売する中国系のＭＧセールス（タイランド）は18日、新型のバッテリー式電気自動車（ＢＥＶ）のスポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「ＭＧＩＭ６」を発売すると発表した。今年はシェアを５％に拡大し、タイの自動車市場で５位となる目標を掲げた。
ＭＧＩＭ６では後輪駆動の「プレミアム２ＷＤ」と四輪駆動の「パフォーマンスＡＷＤ」の２モデルを展開する。価格はそれぞれ139万9,900バーツ（約622万円）と、179万9,900バーツ。
プレミアム２ＷＤは、バッテリー容量が75キロワット時のリチウムイオン電池を搭載する。最高出力は295馬力、最大トルクは450Ｎｍ。パフォーマンスＡＷＤは、容量100キロワット時のリチウムイオン電池を搭載する。最高出力は778馬力、最大トルクは802Ｎｍ。静止から時速100キロメートルまでの加速時間は、それぞれ5.9秒と3.48秒となる。航続距離（充電１回）はそれぞれ550キロと634キロ。ボディーカラーは４色を用意した。

ＭＧセールス（タイランド）の徐崟社長は18日、新型ＢＥＶ「ＭＧＩＭ６」を発表した＝タイ・バンコク（ＮＮＡ撮影）

同モデルは、26日に開幕する「第46回バンコク国際モーターショー」で展示される。３月18日～４月30日に予約をした場合は、車両保険やロードサイドアシスタンスなどのサービスなど総額15万バーツ相当の特典が付与される、発売キャンペーンを実施する。
ＭＧセールス（タイランド）の徐崟社長は、「2025年にタイ市場でのシェアを３％から５％に引き上げる目標だ」と意気込みを語った。向こう10年間でタイの自動車メーカー５位を目指すという。まずは、プレミアム電気自動車（ＥＶ）のラインアップを拡充する。26年までにはＥＶのほか新型のハイブリッド車（ＨＶ）を投入する計画だ。
■累計販売台数は22万台
ＭＧは14年にタイで生産を開始した。国内での累計販売台数は22万台、累計輸出台数は３万2,000台に達した。
24年のＭＧの新車販売台数は前年同期比36.9％減の１万7,239台で、メーカー別では７位となった。ＭＧセールス（タイランド）のポンサック副社長によると、最も販売台数が多かったブランドはＥＶの「ＭＧ４」の6,200台で、全体の３分の１を占めた。電動車と内燃機関（ＩＣＥ）車の比率は１対１だった。今年は販売台数２万台を目指すとし、電動車とＩＣＥ車の比率は３対２となる見通しだ。
ＭＧセールス（タイランド）は今年、ＩＭ６のほか、「Ｓ５ＥＶ」を発売する。来年は少なくとも２ブランドの投入を予定しており、そのうち１つがＨＶとなる。
ポンサック氏は、25年通年の市場全体での新車販売台数は、前年から横ばいの55万～60万台程度にとどまると予測した。25年第１四半期（１～３月）のＥＶの販売は低調だったものの、タイの消費者にとってＥＶは選択肢の１つとなっていると言及した。通年での販売台数全体に占めるＥＶの割合は10％超を維持するとの見通しを示した。

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ＭＧ ＩＭ６では後輪駆動の「プレミアム２ＷＤ」と四輪駆動の「パフォーマンスＡＷＤ」の２モデルを展開する。価格はそれぞれ139万9,900バーツ（約622万円）と、179万9,900バーツ。

プレミアム２ＷＤは、バッテリー容量が75キロワット時のリチウムイオン電池を搭載する。最高出力は295馬力、最大トルクは450Ｎｍ。パフォーマンスＡＷＤは、容量100キロワット時のリチウムイオン電池を搭載する。最高出力は778馬力、最大トルクは802Ｎｍ。静止から時速100キロメートルまでの加速時間は、それぞれ5.9秒と3.48秒となる。航続距離（充電１回）はそれぞれ550キロと634キロ。ボディーカラーは４色を用意した。

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ＭＧセールス（タイランド）の徐崟社長は、「2025年にタイ市場でのシェアを３％から５％に引き上げる目標だ」と意気込みを語った。向こう10年間でタイの自動車メーカー５位を目指すという。まずは、プレミアム電気自動車（ＥＶ）のラインアップを拡充する。26年までにはＥＶのほか新型のハイブリッド車（ＨＶ）を投入する計画だ。

■累計販売台数は22万台

ＭＧは14年にタイで生産を開始した。国内での累計販売台数は22万台、累計輸出台数は３万2,000台に達した。

24年のＭＧの新車販売台数は前年同期比36.9％減の１万7,239台で、メーカー別では７位となった。ＭＧセールス（タイランド）のポンサック副社長によると、最も販売台数が多かったブランドはＥＶの「ＭＧ４」の6,200台で、全体の３分の１を占めた。電動車と内燃機関（ＩＣＥ）車の比率は１対１だった。今年は販売台数２万台を目指すとし、電動車とＩＣＥ車の比率は３対２となる見通しだ。

ＭＧセールス（タイランド）は今年、ＩＭ６のほか、「Ｓ５ ＥＶ」を発売する。来年は少なくとも２ブランドの投入を予定しており、そのうち１つがＨＶとなる。

ポンサック氏は、25年通年の市場全体での新車販売台数は、前年から横ばいの55万～60万台程度にとどまると予測した。25年第１四半期（１～３月）のＥＶの販売は低調だったものの、タイの消費者にとってＥＶは選択肢の１つとなっていると言及した。通年での販売台数全体に占めるＥＶの割合は10％超を維持するとの見通しを示した。"
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