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《日系進出》大和ハウス、2棟目の物流施設建設

ディープロジェクト・マレーシア・ツーの外観イメージ(大和ハウス工業提供)

大和ハウス工業は、マレーシア・スランゴール州に同国で2棟目となる物流施設を建設する。1日に着工し、来年8月末の完工を目指す。新型コロナウイルス感染症の流行で在宅勤務や外出自粛が増えたことで、成長が加速している電子商取引(EC)業者などの入居を想定している。
新たな物流施設は「ディープロジェクト・マレーシア・ツー」。今年8月に完工し、日系2社が入居する「ディープロジェクト・マレーシア・ワン」に隣接する場所に建設する。総工費は約11億円。
ディープロジェクト・マレーシア・ツーの延床面積は1万9,966平方メートル。貸付面積は1万6,128平方メートルで、最大4テナントの入居が可能。施設の運営管理は、大和ハウスの現地子会社、ダイワハウスマレーシアが100%出資するダイワハウスマレーシア・ロジスティックが担う。
大和ハウスの広報担当者は2日、NNAに対し、「施設内の保管は常温対応で、ECや小売業者、食料品を扱う国内外の企業など複数社の入居を想定している」と語った。施設は、クラン港(スランゴール州)から東に24キロメートル、クアラルンプール国際空港(KLIA)から北に40キロ、首都クアラルンプール中心部から南西に27キロの場所にあり、海上輸送、空港輸送のいずれの玄関口からも近い地の利が特長だ。
■投資計画は積み増し
大和ハウスは今年6月、「第6次中期経営計画(2019~21年度)」の投資計画を修正し、物流施設が中心となる「事業施設」部門に3,000億円を積み増し、計6,500億円にすると発表した。日本国内でも、新型コロナの影響による巣ごもり需要の拡大に伴い、EC関連の物流が増加。複数の企業が入居できる「マルチテナント型物流施設」の開発に力を入れる方針だ。
一方、同社は5月に発表した20年3月期決算の中で、新型コロナの来期への影響について説明。事業施設部門は、商談の延期や工場など設備投資計画の延期・中止、施工現場の休工により、売上高が2,200億円、営業利益が310億円それぞれ減少すると見込む。
21年3月期の全体売上高は前年比16.7%減の3兆6,500億円、純利益(株主帰属)は55.1%減の1,050億円と試算している。

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新たな物流施設は「ディープロジェクト・マレーシア・ツー」。今年8月に完工し、日系2社が入居する「ディープロジェクト・マレーシア・ワン」に隣接する場所に建設する。総工費は約11億円。
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大和ハウスの広報担当者は2日、NNAに対し、「施設内の保管は常温対応で、ECや小売業者、食料品を扱う国内外の企業など複数社の入居を想定している」と語った。施設は、クラン港(スランゴール州)から東に24キロメートル、クアラルンプール国際空港(KLIA)から北に40キロ、首都クアラルンプール中心部から南西に27キロの場所にあり、海上輸送、空港輸送のいずれの玄関口からも近い地の利が特長だ。
■投資計画は積み増し
大和ハウスは今年6月、「第6次中期経営計画(2019~21年度)」の投資計画を修正し、物流施設が中心となる「事業施設」部門に3,000億円を積み増し、計6,500億円にすると発表した。日本国内でも、新型コロナの影響による巣ごもり需要の拡大に伴い、EC関連の物流が増加。複数の企業が入居できる「マルチテナント型物流施設」の開発に力を入れる方針だ。
一方、同社は5月に発表した20年3月期決算の中で、新型コロナの来期への影響について説明。事業施設部門は、商談の延期や工場など設備投資計画の延期・中止、施工現場の休工により、売上高が2,200億円、営業利益が310億円それぞれ減少すると見込む。
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