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韓・サウジが経済協力強化へ、26件の覚書

韓国産業通商資源省は17日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の訪韓に合わせ、ソウル市中区の大韓商工会議所で「韓—サウジ投資フォーラム」を開催した。同国の大型スマートシティー「NEOM(ネオム)」における鉄道事業への現代ロテムの参画など両国は計26件の覚書を交わし、経済協力関係を深めていく方針だ。
26件の覚書のうち、韓国企業とサウジ投資省によるものは6件、韓国企業とサウジ企業・機関によるものは17件となった。残りの3件については、サウジアラビアの国営石油サウジアラムコが親会社の地場石油元売り大手Sオイルと韓国の建設会社によるものだった。
サウジ投資省とは◇現代ロテム(鉄道)◇ロッテ精密化学(化学)◇DLケミカル(合成油)◇GLラファ(製薬)◇シフトアップ(ゲーム)◇YD&S(スマートシティーソリューション)——がそれぞれ覚書を交わした。現代ロテムは今回の覚書締結が、サウジアラビアの「NEOM」プロジェクト参画への足がかりとなりそうだ。
NEOMは、石油に依存する経済構造からの脱却のために2017年に発表された大型のスマートシティー建設計画で、訪韓中のビン・サルマン皇太子の肝いりのプロジェクトでもある。
■サウジ内の再生エネ事業でも協力
韓国企業はまた、サウジアラビア国内での太陽光や風力などの再生可能エネルギー発電事業にも積極的に参加していく考え。
今回のフォーラムでは、サムスン物産など5社がサウジアラビア政府100%出資の公的基金ファンド(PIF)と覚書を交わした。韓国電力公社は、グリーン水素やアンモニア事業でサウジアラビアのエネルギー企業ACWAパワーと手を組む。
このほか斗山エネビリティーや暁星重工業、大宇建設などの大手企業も、サウジアラビアの企業や機関と、エネルギー・建設などさまざまな分野で覚書を交わしており、経済協力についてさらに協議していく構え。
李昌洋(イ・チャンヤン)産業通商資源相は、フォーラムの開幕式で「韓国とサウジアラビアはちょうど修好60周年を迎えた。両国がこれまで培ってきた信頼関係を基に相互互恵的なパートナーとして固い協力関係を築き、危機を克服していこう」とあいさつした。

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NEOMは、石油に依存する経済構造からの脱却のために2017年に発表された大型のスマートシティー建設計画で、訪韓中のビン・サルマン皇太子の肝いりのプロジェクトでもある。
■サウジ内の再生エネ事業でも協力
韓国企業はまた、サウジアラビア国内での太陽光や風力などの再生可能エネルギー発電事業にも積極的に参加していく考え。
今回のフォーラムでは、サムスン物産など5社がサウジアラビア政府100%出資の公的基金ファンド(PIF)と覚書を交わした。韓国電力公社は、グリーン水素やアンモニア事業でサウジアラビアのエネルギー企業ACWAパワーと手を組む。
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