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エアアジア、観光振興で政府に協力

マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルA(旧エアアジア・グループ)は、国内旅行の振興と東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心とした海外からの旅行者の誘致に向けて、期間限定で座席の無料提供などを実施する。観光・芸術・文化省に全面的に協力していく方針だ。
同省との協力の一環として、10日に国内・国際両線で計500万席を無料で提供するキャンペーンを開始した。大規模なキャンペーンを実施するのは、新型コロナウイルス流行後初めて。キャンペーンは19日までで、運賃は無料だが、空港税やその他手数料、燃料サーチャージなどがかかる。
国内線ではペナン、ランカウイ(クダ州)、コタキナバル線(サバ州)などのエコノミークラスの片道航空券が23リンギ(約700円)から、国際線ではインドネシアのバリ、ジャカルタ、タイのクラビ、ベトナムのフーコック、ホーチミン市、中国の深セン、広州線などが60リンギから、オーストラリアのゴールドコースト線、日本の羽田線などが329リンギからとなっている。対象期間は今年3月1日~12月10日。
キャピタルAのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、10日に発表された2022年のマレーシアの実質国内総生産(GDP、速報値)が前年比8.7%増で、00年以降22年ぶりの高水準を記録したことに言及。昨年4月に入国制限が撤廃され、観光業が回復基調にあることも経済成長を後押ししたとの見方を示した。
フェルナンデス氏は、キャピタルAが新型コロナ流行前はマレーシアのGDPの2%に寄与していたと説明。今後は年間延べ6,900万人の旅客を目指し、国内旅行の振興とマレーシアへの旅行者誘致に協力していく方針を示した。
ティオン・キンシン観光・芸術・文化相によると、政府は今年、外国人旅行者1,560万人の誘致と観光収入476億リンギの達成を目指す。
■フライト遅延の保険投入
キャピタルAは10日、フライトが遅延した際の保険「チューン・プロテクト」を発表した。今月20日から同社の専用アプリ「エアアジアスーパーアプリ」とウェブサイトからの購入が可能で、保険料は片道10リンギ、往復14リンギからとなっている。出発が予定時刻から2時間以上遅れた場合に200リンギが補償される。
同社は今月8日、人工知能(AI)と機械学習(ML)能力を活用した新たなチャット機能「アスク・ボー(Ask Bo)」の導入を発表。顧客サービスを向上させ、旅行需要を獲得したい考えだ。

計500万席の航空券を無料で提供するキャンペーンを発表したキャピタルAのフェルナンデスCEO(前列右から2人目)とティオン観光・芸術・文化相(前列左から3人目)=10日、クアラルンプール(NNA撮影)
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同省との協力の一環として、10日に国内・国際両線で計500万席を無料で提供するキャンペーンを開始した。大規模なキャンペーンを実施するのは、新型コロナウイルス流行後初めて。キャンペーンは19日までで、運賃は無料だが、空港税やその他手数料、燃料サーチャージなどがかかる。
国内線ではペナン、ランカウイ(クダ州)、コタキナバル線(サバ州)などのエコノミークラスの片道航空券が23リンギ(約700円)から、国際線ではインドネシアのバリ、ジャカルタ、タイのクラビ、ベトナムのフーコック、ホーチミン市、中国の深セン、広州線などが60リンギから、オーストラリアのゴールドコースト線、日本の羽田線などが329リンギからとなっている。対象期間は今年3月1日~12月10日。
キャピタルAのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、10日に発表された2022年のマレーシアの実質国内総生産(GDP、速報値)が前年比8.7%増で、00年以降22年ぶりの高水準を記録したことに言及。昨年4月に入国制限が撤廃され、観光業が回復基調にあることも経済成長を後押ししたとの見方を示した。
フェルナンデス氏は、キャピタルAが新型コロナ流行前はマレーシアのGDPの2%に寄与していたと説明。今後は年間延べ6,900万人の旅客を目指し、国内旅行の振興とマレーシアへの旅行者誘致に協力していく方針を示した。
ティオン・キンシン観光・芸術・文化相によると、政府は今年、外国人旅行者1,560万人の誘致と観光収入476億リンギの達成を目指す。
■フライト遅延の保険投入
キャピタルAは10日、フライトが遅延した際の保険「チューン・プロテクト」を発表した。今月20日から同社の専用アプリ「エアアジアスーパーアプリ」とウェブサイトからの購入が可能で、保険料は片道10リンギ、往復14リンギからとなっている。出発が予定時刻から2時間以上遅れた場合に200リンギが補償される。
同社は今月8日、人工知能(AI)と機械学習(ML)能力を活用した新たなチャット機能「アスク・ボー(Ask Bo)」の導入を発表。顧客サービスを向上させ、旅行需要を獲得したい考えだ。
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