桜、ヒマワリ、紅葉、雪——。日本では、視覚で四季の移り変わりを感じ取れる。雨期と乾期に大別されるマレーシアでは、季節の移り変わりを感じることは難しいが、街を彩る色で年中行事の時期を感じ取れる。
２月の春節（旧正月）で真っ赤に染まったクアラルンプールの街は、４月のイスラム教のハリラヤ・プアサ（断食明け大祭）に向けて緑色に染まりつつある。イスラム教で神聖な色とされる緑をベースに、同教を象徴する三日月や星、ハリラヤには欠かせない「クトゥパット（マレー風ちまき）」を模した飾りで街が彩られる。
太陰太陽暦に基づく春節とヒジュラ暦に基づくハリラヤは33年間に３回重なるとされ、次回は2029年ごろに重なるといわれている。赤、緑と、それぞれを象徴する色が組み合わされば、図らずもクリスマスカラーに。多民族国家ならではの現象だ。（香）

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２月の春節（旧正月）で真っ赤に染まったクアラルンプールの街は、４月のイスラム教のハリラヤ・プアサ（断食明け大祭）に向けて緑色に染まりつつある。イスラム教で神聖な色とされる緑をベースに、同教を象徴する三日月や星、ハリラヤには欠かせない「クトゥパット（マレー風ちまき）」を模した飾りで街が彩られる。

太陰太陽暦に基づく春節とヒジュラ暦に基づくハリラヤは33年間に３回重なるとされ、次回は2029年ごろに重なるといわれている。赤、緑と、それぞれを象徴する色が組み合わされば、図らずもクリスマスカラーに。多民族国家ならではの現象だ。（香）"
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