「日本語はそう遠くない未来に消滅する」——。大学の英語の授業で語られた話に衝撃を受けた。人口が縮小し、日本語の日常会話でも英単語を使う機会が増える中、日本語と呼ばれるものはやがて死語になってしまうのだろうか。
母国とは逆に人口が増え、世界最大になろうとしている当地でも、公用語であるヒンディー語で同じ議論があるようだ。たしかに、人口が多いとはいえ、この国で英語を話す人の割合が日本より高いことは間違いない。今年、ヒンディー語文学の作家で初めて、英ブッカー賞の翻訳部門であるブッカー国際賞を受賞したギータンジャリ・シュリー氏は現地紙とのインタビューで、自分たちの言語をどれだけ愛し、大切にするかがその将来を決めると語っていた。日本に生まれ、日本語に親しむ身としては、この言語にできる限り存続してほしい。その未来に、どう近づけるだろう。（榎）

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母国とは逆に人口が増え、世界最大になろうとしている当地でも、公用語であるヒンディー語で同じ議論があるようだ。たしかに、人口が多いとはいえ、この国で英語を話す人の割合が日本より高いことは間違いない。今年、ヒンディー語文学の作家で初めて、英ブッカー賞の翻訳部門であるブッカー国際賞を受賞したギータンジャリ・シュリー氏は現地紙とのインタビューで、自分たちの言語をどれだけ愛し、大切にするかがその将来を決めると語っていた。日本に生まれ、日本語に親しむ身としては、この言語にできる限り存続してほしい。その未来に、どう近づけるだろう。（榎）"
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