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航空各社、日本路線を増便水際対策緩和で需要取り込みへ

日本とマレーシアの航空各社の間で、両国を結ぶ路線の増便・運航再開の動きが加速している。マレーシア航空は、首都クアラルンプール発着の日本便3路線を増便。日本政府が今月11日に新型コロナウイルスの水際対策を緩和したことから、航空各社は観光客増加を見据え、需要の取り込みを図っている。

日本とマレーシアの航空各社の間で、両国を結ぶ路線の増便・運航再開の動きが加速している。写真はクアラルンプール国際空港(KLIA)=8月、スランゴール州セパン(NNA撮影)

マレーシア航空は20日、新型コロナの水際対策緩和によって往来増が予想されることから、クアラルンプール発着の日本便3路線を増便すると発表した。来月から羽田線は週2便から週3便に、成田線は週5便から毎日運航となる。一方、大阪・関西空港線については、今月から既に週5便に増便している。
11月以降、羽田線はクアラルンプール発が毎週水、金、日に、羽田発が月、木、土の運航となる。同線は、日本航空(JAL)と共同運航(コードシェア)している。
10月に週3便から週5便へと増便した大阪線については、クアラルンプール発が毎週水、木、金、土、日、大阪発は月、木、金、土、日に運航している。
マレーシア航空のイズハム・イスマイル・グループ最高経営責任者(CEO)は、今月11日に日本で新型コロナによる入国制限が緩和され、外国人観光客の査証(ビザ)なし入国が認められるようになったことで「増便にはちょうど良いタイミングと判断した」と説明した。
同社は今年8月にクアラルンプール—羽田路線を開設。イズハムCEOによると予約数は順調に推移しており、現在の運航状況は新型コロナ流行前の7割程度となっているという。
全日本空輸は、今月30日からクアラルンプール—羽田線の運航を再開する。週3往復運航し、来年1月1日からは週5往復に増便する予定だ。同社は今年に入り、クアラルンプール—成田線を段階的に増便。現在は、毎日1往復運航している。
マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルA(旧エアアジア・グループ)長距離部門エアアジアXも来月21日にクアラルンプール—羽田線の運航を再開する予定。12月1日には、クアラルンプール—札幌(新千歳空港)線の運航も再開する予定だ。
■入国者総数の上限も撤廃
日本政府は今月11日、自由に旅程を組める個人旅行の解禁や、一律で取得を求めていた短期滞在ビザの免除など、新型コロナの水際対策を大幅に緩和し、1日5万人をめどとしていた入国者総数の上限も撤廃。入国に関する規則は、ほぼコロナ禍前の水準に戻った。
日本政府観光局(JNTO)によると、9月に日本を訪れたマレーシア人旅行者は前年同月比13倍の3,000人。東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国の中では5番目にとどまったが、水際対策の緩和により訪日旅行者の増加が見込まれている。
JNTOクアラルンプール事務所は9月、クアラルンプール近郊で訪日旅行者の誘致に向けた「ジャパン・トラベル・フェア(JTF)」を3年ぶりに開催。日本とマレーシアの航空各社の代表者らが出席したほか、旅行会社10社、自治体7団体、4つの日本に関連した飲食事業者がブースを出展し、訪日旅行需要を喚起した。

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マレーシア航空は20日、新型コロナの水際対策緩和によって往来増が予想されることから、クアラルンプール発着の日本便3路線を増便すると発表した。来月から羽田線は週2便から週3便に、成田線は週5便から毎日運航となる。一方、大阪・関西空港線については、今月から既に週5便に増便している。
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10月に週3便から週5便へと増便した大阪線については、クアラルンプール発が毎週水、木、金、土、日、大阪発は月、木、金、土、日に運航している。
マレーシア航空のイズハム・イスマイル・グループ最高経営責任者(CEO)は、今月11日に日本で新型コロナによる入国制限が緩和され、外国人観光客の査証(ビザ)なし入国が認められるようになったことで「増便にはちょうど良いタイミングと判断した」と説明した。
同社は今年8月にクアラルンプール—羽田路線を開設。イズハムCEOによると予約数は順調に推移しており、現在の運航状況は新型コロナ流行前の7割程度となっているという。
全日本空輸は、今月30日からクアラルンプール—羽田線の運航を再開する。週3往復運航し、来年1月1日からは週5往復に増便する予定だ。同社は今年に入り、クアラルンプール—成田線を段階的に増便。現在は、毎日1往復運航している。
マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルA(旧エアアジア・グループ)長距離部門エアアジアXも来月21日にクアラルンプール—羽田線の運航を再開する予定。12月1日には、クアラルンプール—札幌(新千歳空港)線の運航も再開する予定だ。
■入国者総数の上限も撤廃
日本政府は今月11日、自由に旅程を組める個人旅行の解禁や、一律で取得を求めていた短期滞在ビザの免除など、新型コロナの水際対策を大幅に緩和し、1日5万人をめどとしていた入国者総数の上限も撤廃。入国に関する規則は、ほぼコロナ禍前の水準に戻った。
日本政府観光局(JNTO)によると、9月に日本を訪れたマレーシア人旅行者は前年同月比13倍の3,000人。東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国の中では5番目にとどまったが、水際対策の緩和により訪日旅行者の増加が見込まれている。
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