スイスの国際経営開発研究所(IMD)が8日発表した2022年版の世界人材ランキングで、フィリピンは63カ国・地域中54位だった。21年版の57位から3つ順位を上げた。アジア太平洋地域では14カ国・地域中13位と低迷した。
フィリピンの点数は100点満点で41.10点と、21年版の38.58点から上がった。分野別ランクを見ると、人材活用の「準備性」は21年版の世界47位から35位に改善した。人材に対する「投資・育成」は62位、人材を引きつける「魅力」は43位と、ともに横ばいだった。
世界トップはスイスだった。アジア太平洋地域では世界12位のシンガポールが最も高く、香港(世界14位)、オーストラリア(同18位)、台湾(同19位)などと続いた。日本は世界41位。アジア太平洋最下位は世界62位のモンゴルだった。
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