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確定拠出年金、年間積立金額の上限2倍に

フィリピン中央銀行は6日、確定拠出年金に類似した年金制度である個人持ち株・退職口座(PERA)の年間積立金額の上限を従来に比べ2倍に引き上げたと発表した。退職年齢に達するまでの準備を柔軟にする狙い。
国内雇用者・自営業者で10万ペソ(約24万7,357円)から20万ペソに、フィリピン人海外出稼ぎ労働者(OFW)で20万ペソから40万ペソにそれぞれ引き上げた。
政府は同制度を通じた老後資金の準備を国民に促している。中銀を筆頭に証券取引委員会(SEC)、保険委員会、内国歳入庁(BIR)で構成するPERA省庁間委員会が引き上げを勧告し、ジョクノ財務相が即時発効を承認した。
このほか、中銀は口座を管理する金融機関への預託義務を撤廃した。これまでは積立金の誠実な運用を担保するため、口座資産の簿価の0.5%を預け入れさせていた。撤廃によって管理コストを低減し、手数料の引き下げや制度に参加する金融機関の増加につなげる。

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