本記事では、インドにおけるビジネスビザの種類と、スムーズなインド渡航を実現するためのe-Business Visa(電子ビジネスビザ)の申請方法を解説します。
※本記事はGlobal JapanのYoutubeチャンネル「インド進出支援ちゃんねる」より内容を一部抜粋してご紹介します。詳細は是非、動画本編をご覧ください。
▶ 動画本編はこちら
【インドのビジネスビザ】インド出張前に知りたいビザ取得・申請方法・手順を完全解説!
インド出張に必須の「ビジネスビザ」3種類
日本人がビジネス目的でインドへ出張する際には、必ずビジネスビザの取得が必要です。インドのビザ申請方法には主に以下3つの選択肢があります。
- 大使館ビザ
- 電子ビザ(e-Visa)
- アライバルビザ
それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
大使館ビザ
- メリット:申請料が最も安く(2024年9月現在1,640円)、渡航前にビザが取得できるため安心。また、1年を超える長期のビザ取得が可能な点が最大のメリットです。
- デメリット:必要書類の原本をインドから取り寄せる手間がかかります。
電子ビザ(e-Visa)
- メリット:書類原本は不要で、電子データのみで申請が可能。数日で承認が下りるため、渡航日程に余裕がない場合に非常に便利です。
- デメリット:申請料が大使館ビザの2倍以上(2024年9月現在26米ドル)。また、e-Business Visaの場合、最大1年までしかビザを取得できません。
アライバルビザ
- メリット:事前申請は不要で、インド到着当日に空港で申請・審査を受けられます。緊急での出張が決まった際に活用できます。
- デメリット:インド滞在日数は最大60日に限定され、入国できる空港も主要6空港のみ。英語でのコミュニケーションが必要なほか、入国審査に時間がかかったり、万が一入国拒否のリスクもあるため、可能な限り大使館ビザかe-Visaの利用が推奨されます。
e-Business Visa申請における注意点
先程ご紹介した3種類の中でも、e-Business Visaを申請する際には、特に以下の4点に注意が必要です。
1. パスポートの有効期間
ビザの種類や申請方法にかかわらず、パスポートの有効期間は最低6ヶ月以上必要です。e-Business Visaの有効期間は最大1年ですが、例えば3年間のビジネスビザを希望する場合は、e-Visaではなく大使館を通じて申請する必要があります。この際、招聘状(インビテーションレター)には、今回の出張だけでなく「将来も頻繁に出張があるため3年間のビジネスビザの発給を希望する」旨を明確に記載することが重要です。
2. 入国可能な空港の限定
e-Visaでインドへ入国できるのはインド国内の31空港に限定されています(2024年9月時点)。デリー、ムンバイ、バンガロール、チェンナイ、ハイデラバード、コルカタといった主要都市からの入国であれば基本的に問題ありませんが、ご自身の渡航予定地が対象空港に含まれるか事前に確認しましょう。
3. 申請期限
インドのe-Visaは、入国の少なくとも4営業日前までに申請が必要です。オンライン申請手続きではスムーズに進まないケースも想定されるため、余裕を持った申請を心がけてください。
4. 技術的支援を目的とした出張は取得不可
e-Business Visaは、通常の商談やミーティングを目的とした出張に適用されます。しかし、機械の据え付け、現場監督、監査といった技術的な支援を目的とする出張の場合、e-Business Visaの取得はできません。この場合は大使館を通じてビジネスビザを申請する必要があります。
必要な書類とオンライン手続きの概要
オンライン申請手続きでは、以下の4種類のデータが必要になりますので、事前に準備しておきましょう。
- 顔写真のJPGデータ
- パスポート(顔写真のページ)のPDFデータ
- 名刺のPDFデータ
- 招聘状(Invitation Letter)のPDFデータ
申請は「India Visa Online」のウェブサイトから行い、基本情報、個人情報、パスポート情報、住所・家族情報、渡航歴・犯罪歴に関する質問への回答などを順に進めます。その後、上記の必要書類をアップロードし、最終確認を経て費用を支払うと審査が行われます。承認されるとETA(Electronic Travel Authorization)が発行され、登録したメールアドレスに送付されますので、印刷したETAをパスポートと共にインド入国時に提示することで、ビザが有効となります。
本編では、実際に画面を操作しながら詳しく解説しています。これからビザ申請を控えているという方は、スムーズなビザ取得のためにも是非動画もご覧ください。
▶ 動画本編はこちら
【インドのビジネスビザ】インド出張前に知りたいビザ取得・申請方法・手順を完全解説!
- メリット:申請料が最も安く(2024年9月現在1,640円)、渡航前にビザが取得できるため安心。また、1年を超える長期のビザ取得が可能な点が最大のメリットです。
- デメリット:必要書類の原本をインドから取り寄せる手間がかかります。
電子ビザ(e-Visa)
- メリット:書類原本は不要で、電子データのみで申請が可能。数日で承認が下りるため、渡航日程に余裕がない場合に非常に便利です。
- デメリット:申請料が大使館ビザの2倍以上(2024年9月現在26米ドル)。また、e-Business Visaの場合、最大1年までしかビザを取得できません。
アライバルビザ
- メリット:事前申請は不要で、インド到着当日に空港で申請・審査を受けられます。緊急での出張が決まった際に活用できます。
- デメリット:インド滞在日数は最大60日に限定され、入国できる空港も主要6空港のみ。英語でのコミュニケーションが必要なほか、入国審査に時間がかかったり、万が一入国拒否のリスクもあるため、可能な限り大使館ビザかe-Visaの利用が推奨されます。
e-Business Visa申請における注意点
先程ご紹介した3種類の中でも、e-Business Visaを申請する際には、特に以下の4点に注意が必要です。1. パスポートの有効期間
ビザの種類や申請方法にかかわらず、パスポートの有効期間は最低6ヶ月以上必要です。e-Business Visaの有効期間は最大1年ですが、例えば3年間のビジネスビザを希望する場合は、e-Visaではなく大使館を通じて申請する必要があります。この際、招聘状(インビテーションレター)には、今回の出張だけでなく「将来も頻繁に出張があるため3年間のビジネスビザの発給を希望する」旨を明確に記載することが重要です。2. 入国可能な空港の限定
e-Visaでインドへ入国できるのはインド国内の31空港に限定されています(2024年9月時点)。デリー、ムンバイ、バンガロール、チェンナイ、ハイデラバード、コルカタといった主要都市からの入国であれば基本的に問題ありませんが、ご自身の渡航予定地が対象空港に含まれるか事前に確認しましょう。3. 申請期限
インドのe-Visaは、入国の少なくとも4営業日前までに申請が必要です。オンライン申請手続きではスムーズに進まないケースも想定されるため、余裕を持った申請を心がけてください。4. 技術的支援を目的とした出張は取得不可
e-Business Visaは、通常の商談やミーティングを目的とした出張に適用されます。しかし、機械の据え付け、現場監督、監査といった技術的な支援を目的とする出張の場合、e-Business Visaの取得はできません。この場合は大使館を通じてビジネスビザを申請する必要があります。必要な書類とオンライン手続きの概要
オンライン申請手続きでは、以下の4種類のデータが必要になりますので、事前に準備しておきましょう。- 顔写真のJPGデータ
- パスポート(顔写真のページ)のPDFデータ
- 名刺のPDFデータ
- 招聘状(Invitation Letter)のPDFデータ
【インドのビジネスビザ】インド出張前に知りたいビザ取得・申請方法・手順を完全解説!

- 国・地域別
- インド情報
- 内容別
- ビザ・入出届ビジネス全般