フィリピン運輸省は12日、マニラ首都圏と近郊都市を結ぶ南北通勤鉄道事業で、パンパンガ州内に設置される6駅のうち4駅の敷設権を取得し、工事の請負業者に引き渡したと発表した。
4駅はアパリット、アンヘレス、クラーク、クラーク国際空港。これらを含むブラカン州マロロスとクラークを結ぶ工区の用地76%について、敷設権を請負業者に引き渡した。
南北通勤鉄道は、タルラック州の新都市「ニュー・クラーク・シティー(NCC)」からラグナ州カランバまでの147キロメートルを結び、35駅が建設される。首都圏の西バレンズエラからマロロスまでの部分開通は2027年4~6月、全面開通は29年7~9月を見込んでいる。
南北通勤鉄道の総事業費は8,736億ペソ(約2兆3,000億円)に上る。日本の国際協力機構(JICA)とアジア開発銀行(ADB)が融資している。
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