米金融情報サービス大手Ｓ＆Ｐグローバルは４日、香港の購買担当者指数（ＰＭＩ、季節調整済み）が９月は景況判断の分かれ目となる50だったと発表した。前月から0.6ポイントの上昇で、上昇は２カ月ぶり。また、悲観圏に属する50割れを５カ月ぶりに脱した。
新規受注は６カ月連続で減少。中国本土や海外からの受注量も９月は減少に転じた。ただ全体の減少幅は前月比で縮小した。また、賃金上昇は鈍化し、生産コストの上昇によって起こるコストプッシュ・インフレも弱まったが、購買価格は過去１年で最高水準となったため、企業は販売価格を引き上げた。
調査部門Ｓ＆Ｐグローバル・マーケット・インテリジェンスのジンイ・パン経済部副部長は９月のＰＭＩについて、香港のビジネス環境が安定したことを示しているとの認識を表明。ただ、企業は経済の先行きと競争激化を懸念しており、需要の改善が必要だと言明した。

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新規受注は６カ月連続で減少。中国本土や海外からの受注量も９月は減少に転じた。ただ全体の減少幅は前月比で縮小した。また、賃金上昇は鈍化し、生産コストの上昇によって起こるコストプッシュ・インフレも弱まったが、購買価格は過去１年で最高水準となったため、企業は販売価格を引き上げた。

調査部門Ｓ＆Ｐグローバル・マーケット・インテリジェンスのジンイ・パン経済部副部長は９月のＰＭＩについて、香港のビジネス環境が安定したことを示しているとの認識を表明。ただ、企業は経済の先行きと競争激化を懸念しており、需要の改善が必要だと言明した。"
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