タイ国家経済社会開発委員会(NESDC)は26日に公開した報告書で、今年第3四半期(7~9月)の国内の失業率が1.02%となり、前年同期の0.99%からやや上昇したと発表した。失業者数は41万人で、1年前から3.2%増えている。
失業率は、過去2年で最高となった第2四半期の1.07%からは改善した。第3四半期は、就業経験がある失業者の数は2.8%増の18万人。就業経験がなく、現在も仕事をしていない人の数は3.5%増の23万人だった。
1年以上就業していない人の数は、16.2%増と大きく増えた。このうち、71.3%は就業経験がなく、4分の3は20~29歳の若年層が占める。第3四半期時点では7万4,000人が失業手当の申請をしており、このうち95%は製造業で働いていた。
1週間当たりの労働時間は43.3時間で、1年前から2%増えた。民間企業は47.4時間で2.7%増加している。
平均賃金は1.8%上昇し、1万5,718バーツ(約7万1,000円)。一部の地域で最低賃金が引き上げられたことで押し上げられた。民間企業の平均賃金は1万4,522バーツだった。
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失業率は、過去2年で最高となった第2四半期の1.07%からは改善した。第3四半期は、就業経験がある失業者の数は2.8%増の18万人。就業経験がなく、現在も仕事をしていない人の数は3.5%増の23万人だった。
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