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印大使がシットウェ港訪問、紛争で陸路遮断

シットウェ港を視察するタクール氏(前列中央)ら=ミャンマー・ラカイン州(在ミャンマー・インド大使館公式フェイスブックより)

在ミャンマー・インド大使館は17日、アブハイ・タクール駐ミャンマー大使が同日までの2日間、西部ラカイン州シットウェを訪問したと発表した。インド政府が支援する運輸インフラ開発の要衝、シットウェ港などを視察。同州の大部分は少数民族武装勢力「アラカン軍(AA)」が占拠し陸路が遮断されており、紛争が収まらなければ港湾の利用が厳しい状況だ。
タクール氏は、政府系の港湾会社インディア・ポーツ・グローバル(IPGL)のトップらと共にシットウェ入りした。シットウェ港は、インド東部コルカタと「陸の孤島」とされる北東部をミャンマー経由でつなぐ「カラダン・マルチ輸送路」計画の要衝。計画の経済効果を最大化させるためには「(ミャンマーの)平和と安定の早期回復が重要」(同氏)となる。
シットウェ港は2023年5月に開港し、これまでに150隻以上が寄港した。ただ、アラカン軍が同年11月、ラカイン州における国軍に対する攻撃を再開。シットウェや中国が開発を支援するチャウピューなど一部を除き同勢力の支配下となった。
アラカン軍は昨年末、「軍事でなく政治での問題解決に努める」と表明したが、支配地域や自治権を巡る国軍との交渉は難航しそうだ。
軍事政権は昨年9月、アラカン軍を「テロ組織」に再指定した。同勢力と国軍が衝突と停戦を繰り返す中、民主派指導者アウンサンスーチー氏が率いた前政権が20年に同勢力を「テロ組織」に指定。国軍によるクーデター直後の21年3月、軍政が指定を解除していた。

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タクール氏は、政府系の港湾会社インディア・ポーツ・グローバル(IPGL)のトップらと共にシットウェ入りした。シットウェ港は、インド東部コルカタと「陸の孤島」とされる北東部をミャンマー経由でつなぐ「カラダン・マルチ輸送路」計画の要衝。計画の経済効果を最大化させるためには「(ミャンマーの)平和と安定の早期回復が重要」(同氏)となる。
シットウェ港は2023年5月に開港し、これまでに150隻以上が寄港した。ただ、アラカン軍が同年11月、ラカイン州における国軍に対する攻撃を再開。シットウェや中国が開発を支援するチャウピューなど一部を除き同勢力の支配下となった。
アラカン軍は昨年末、「軍事でなく政治での問題解決に努める」と表明したが、支配地域や自治権を巡る国軍との交渉は難航しそうだ。
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