香港政府統計処は27日、香港の輸出額が2024年は前年比8.7％増の４兆5,423億7,100万HKドル（約89兆7,700億円）だったと発表した。３年ぶりにプラス成長に転じた。最大輸出先の中国本土が２桁成長したほか、２位の米国も堅調だった。一方、日本向けは前年に引き続きマイナスだった。
本土への輸出額は15.6％増の２兆6,816億5,800万HKドル。２位の米国は8.5％増の2,955億7,100万HKドルだった。３位のベトナム（29.1％増の1,444億900万HKドル）、８位のタイ（18.8％増の770億1,700万HKドル）も大きく伸びた。
一方、５位のインドは18.0％減の1,370億2,200万HKドルと、主要国・地域では最大の減少幅となった。続くアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）は8.0％減の951億5,200万HKドル。日本は７位で、4.4％減の806億5,600万HKドルだった。
24年の輸入額は6.0％増の４兆9,221億100万HKドルとなり、同じく３年ぶりにプラス転換した。本土からは6.0％増の２兆1,446億6,300万HKドル。以下は台湾からが5.9％増の5,569億7,200万HKドル、シンガポールが18.2％増の3,896億7,300万HKドルと続いた。４位の韓国は28.4％増の2,870億9,600万HKドルと主要国・地域で増加幅が最大。日本からは５位で、2.5％増の2,269億7,000万HKドルだった。
24年の貿易収支は3,797億3,100万HKドルの赤字となった。

■12月は5.2％増
12月単月の輸出額は前年同月比5.2％増の4,066億7,400万HKドルで、10カ月連続のプラス成長となった。本土向けの伸びが全体をけん引した。
本土への輸出額は14.9％増の2,530億1,700万HKドル。２位の米国は15.2％減の219億4,600万HKドルと２カ月連続のマイナスに落ち込んだ。３位のベトナムは49.0％増の150億1,800万HKドルと急伸。日本は７位で、13.7％減の65億4,800万HKドルだった。
一方、12月の輸入額は全体で1.1％減の4,411億7,100万HKドルと10カ月ぶりのマイナスに転じた。出荷元別では本土からが3.1％減の1,950億8,400万HKドルと低迷。２位の台湾からは4.5％増の477億HKドル、３位のシンガポールは12.1％増の342億5,700万HKドルとプラスを維持した。日本は0.4％減の200億HKドルで５位だった。
12月の貿易収支は344億9,700万HKドルの赤字だった。
政府報道官は今後について、貿易摩擦など外部環境の不確実要素が香港の輸出を抑制する可能性があるものの、中国中央政府が打ち出した本土の経済振興策が需要を下支えするとの見方を示した。

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本土への輸出額は15.6％増の２兆6,816億5,800万HKドル。２位の米国は8.5％増の2,955億7,100万HKドルだった。３位のベトナム（29.1％増の1,444億900万HKドル）、８位のタイ（18.8％増の770億1,700万HKドル）も大きく伸びた。

一方、５位のインドは18.0％減の1,370億2,200万HKドルと、主要国・地域では最大の減少幅となった。続くアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）は8.0％減の951億5,200万HKドル。日本は７位で、4.4％減の806億5,600万HKドルだった。

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■12月は5.2％増

12月単月の輸出額は前年同月比5.2％増の4,066億7,400万HKドルで、10カ月連続のプラス成長となった。本土向けの伸びが全体をけん引した。

本土への輸出額は14.9％増の2,530億1,700万HKドル。２位の米国は15.2％減の219億4,600万HKドルと２カ月連続のマイナスに落ち込んだ。３位のベトナムは49.0％増の150億1,800万HKドルと急伸。日本は７位で、13.7％減の65億4,800万HKドルだった。

一方、12月の輸入額は全体で1.1％減の4,411億7,100万HKドルと10カ月ぶりのマイナスに転じた。出荷元別では本土からが3.1％減の1,950億8,400万HKドルと低迷。２位の台湾からは4.5％増の477億HKドル、３位のシンガポールは12.1％増の342億5,700万HKドルとプラスを維持した。日本は0.4％減の200億HKドルで５位だった。

12月の貿易収支は344億9,700万HKドルの赤字だった。

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