アニメタイムズ社は、8月22日に西部ムンバイで開催されたアニメイベント「アニメインディア」にブースを設けた(NNA撮影)
エイベックス・グループでアニメ配信を手がけるアニメタイムズ社がインド事業の拡大に注力している。PR活動や対応する吹き替え言語の拡充といった現地化を進めることで契約者数を増やす戦略だ。5~10年内にはインドのニーズに沿ったアニメ作品を制作し、配信したい考えだ。
アニメタイムズ社の勝股英夫社長が8月22日、NNAの単独取材に応じた。アニメタイムズ社は米アマゾンと協業し、同社の動画配信サービス「アマゾンプライムビデオ」のサブスクリプションの一つとして2021年8月から日本でアニメ配信サービス「アニメタイムズ」を開始した。その後海外での事業展開を検討する中、若年層が多いインド市場に着目し23年12月に参入した。インドのアニメタイムズ利用者は月額69ルピー(約115円、初月39ルピー)を支払うことで作品を視聴することができる。
勝股氏は、「アマゾンとの契約上、契約者数は非公開だが、増加率は確実に加速している」と語る。インドでのアニメ需要の拡大を背景に、イベントなどでのPR活動に加え、配信作品の吹き替え言語にヒンディー語やタミル語など複数言語を追加したことなどが契約者数の増加につながったという。
■現地ニーズに沿った作品展開へ
アニメタイムズ社は今後、配信作品の現地化を強化していく方針だ。吹き替え言語の拡充や、作品の登場人物の名前をインド人に親しみのあるものへ変えるなど現地化を進める。また向こう5~10年内にはインドのニーズに合った作品を制作、配信する展望を掲げた。勝股氏は、「例えばインドで人気の高い実写版の作品をアニメ化するといったことは考えられるだろう」と述べた。
NNAの取材に応じたアニメタイムズ社の勝股社長=8月22日、西部ムンバイ(NNA撮影)
アニメタイムズ社は、アニメ制作を手がけるエイベックス・ピクチャーズの子会社で、講談社や集英社、小学館など計13社が出資している。インドを含む114の国・地域向けにキャラクターグッズを販売する電子商取引(EC)サイト「アニメタイムズSTORE」も展開している。
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エイベックス・グループでアニメ配信を手がけるアニメタイムズ社がインド事業の拡大に注力している。PR活動や対応する吹き替え言語の拡充といった現地化を進めることで契約者数を増やす戦略だ。5~10年内にはインドのニーズに沿ったアニメ作品を制作し、配信したい考えだ。
アニメタイムズ社の勝股英夫社長が8月22日、NNAの単独取材に応じた。アニメタイムズ社は米アマゾンと協業し、同社の動画配信サービス「アマゾンプライムビデオ」のサブスクリプションの一つとして2021年8月から日本でアニメ配信サービス「アニメタイムズ」を開始した。その後海外での事業展開を検討する中、若年層が多いインド市場に着目し23年12月に参入した。インドのアニメタイムズ利用者は月額69ルピー(約115円、初月39ルピー)を支払うことで作品を視聴することができる。
勝股氏は、「アマゾンとの契約上、契約者数は非公開だが、増加率は確実に加速している」と語る。インドでのアニメ需要の拡大を背景に、イベントなどでのPR活動に加え、配信作品の吹き替え言語にヒンディー語やタミル語など複数言語を追加したことなどが契約者数の増加につながったという。
■現地ニーズに沿った作品展開へ
アニメタイムズ社は今後、配信作品の現地化を強化していく方針だ。吹き替え言語の拡充や、作品の登場人物の名前をインド人に親しみのあるものへ変えるなど現地化を進める。また向こう5~10年内にはインドのニーズに合った作品を制作、配信する展望を掲げた。勝股氏は、「例えばインドで人気の高い実写版の作品をアニメ化するといったことは考えられるだろう」と述べた。[caption id="attachment_28566" align="aligncenter" width="620"]
NNAの取材に応じたアニメタイムズ社の勝股社長=8月22日、西部ムンバイ(NNA撮影)[/caption]
アニメタイムズ社は、アニメ制作を手がけるエイベックス・ピクチャーズの子会社で、講談社や集英社、小学館など計13社が出資している。インドを含む114の国・地域向けにキャラクターグッズを販売する電子商取引(EC)サイト「アニメタイムズSTORE」も展開している。"
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