ＮＴＴファイナンスは９月30日、ネットワークの端末上で人工知能（ＡＩ）を活用してデータ処理・分析する「エッジＡＩ」向けソフトウエアの開発を手がけるシンガポールのエッジコーティックスに出資したと発表した。具体的な出資額や出資比率は非公表。モノのインターネット（ＩｏＴ）端末の普及で即時処理の需要が高まっていることに対応する。
エッジコーティックスは、低消費電力を実現するエッジＡＩ半導体と、半導体の性能を最大限に生かす独自ソフトウエアを設計・開発するスタートアップ企業。監視カメラやロボット、自動運転、製造システムなどの端末上で、同社開発の半導体とソフトウエアを組み合わせることにより、瞬時の判断が必要な場面での活用が期待されている。
ＮＴＴファイナンスは、ＡＩ・ロボットを活用したスマートワールドの実現を推進する観点から、エッジ端末上での学習・応答を可能とするエッジＡＩ半導体とソフトウエア技術を持つエッジコーティックスに注目していると説明した。

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