日本郵船は9月29日、ロボット工学による船体クリーニング事業を手がけるシンガポールのネプチューン・ロボティクスと協業パートナーシップを拡大する覚書を交わしたと発表した。日本郵船の船体全体の効率向上と国際海運の脱炭素化を推進する。
両社は2022年に協業を開始し、ロボットによる船体クリーニングを実施してきた。これまでの実績では、クリーニングによる燃費改善が約10倍の費用対効果になることを確認しており、燃料消費量とそれに付随する温室効果ガス排出量の大幅な削減につながっているという。
今回の覚書調印により、日本郵船はネプチューンのロボティクスクリーニングの導入をさらに拡大し、燃料消費量の削減と脱炭素化の加速を目指す。
日本郵船は、今回の覚書調印に先立ってネプチューンが実施した5,200万米ドル(約77億円)の資金調達ラウンドにも投資した。同社のグローバル市場へのさらなる展開を支援する。
ネプチューン・ロボティクスの製品(日本郵船提供)
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