アジア就職の歩き方特別編 第三弾。
「アジア就職 キャリアの築き方」について「GJJ海外就職デスク」CEOの田村さつき氏にお話を聞かせて頂きました。
GJJ海外就職デスクCEO 田村さつき氏 プロフィール
「ヒトと仕事のミスマッチングをなくす」をテーマにキャリアコンサルタントとして20年の経験を持つ。外資系化粧品会社から大手人材業界に転職後、人材派遣、人材紹介、ヘッドハンティング、外国人人材紹介などを経験。2003年、株式会社ワークトラスト設立(代表取締役に就任)2009年GJJ海外就職デスクを立上げ、キャリアデザインエグゼクティブ兼CEOに就任。2014年ワークトラストインターナショナル設立(代表取締役に就任)2014年GJJ株式会社設立(代表取締役に就任)
著書には、「アジア海外就職~そして旅だった彼らたち~」がある。
●GJJ 海外就職デスク https://www.kaigai-shushoku.com
●ブログ「GJJ海外就職デスクCEO田村さつきの海外就職実現への道のり」https://ameblo.jp/work-t/
アジア就職のその後とは
一度アジア就職をされた方はその後どのようにキャリアアップを図るのでしょうか?
GJJを通じてアジア就職をされた方達のデータを見ると、5:5の割合で日本に帰国される組とそのまま海外に残る組に分かれます。
半数が海外に残るという結果から見えることは、それだけアジアマーケットで働く魅力が高かったのではと感じています。
帰国された場合と、海外に残る場合、どのようなキャリアアップをされた方がいるのか教えていただけますか?
日本に帰国された方の理由として一番多いのは、家庭の事情です。両親が年老いてきたから同じ国にいたい、そろそろ結婚して定住したい・・など皆さん理由はそれぞれです。「今の仕事は楽しいけれど、帰国を決意しました。」という方が大半でした。
その中で日本で理想的なキャリアアップされた方の例をご紹介しますね。
20代前半にシンガポールで就職した女性は、帰国してからシンガポール系の外資企業に入社して、給料がとても上がったそうです。企業としてはシンガポールのビジネスの仕方や、現地のコネクションがある方は欲しいですからね。企業が求めている人材像に彼女は最適でした。
また、30代半ばでインドネシアにある日系商社に就職された男性は、外国人を現地でマネージメントした経験が評価され、帰国後、異業界にも関わらずアジア人を積極的に採用している会社に良い待遇で転職することができました。
N: 日本も最近は転職が一般的になってきたことも、アジア就職後のキャリアアップをしやすくなっているんですね。
そうなんです。日本の転職マーケットがやっと根付いてきたことも後押ししています。日本でもアジア就職経験後の選択肢がぐっと増えました。
アジアからアジア転職
アジアからスライドでアジア転職のパターンの割合が残留組の中で一番多いですね。
最初はビザの審査が比較的ゆるいアジア諸国(例:タイ・ベトナム・インドネシア・インド・ミャンマーカンボジア等)で経験を積み、その後シンガポールや香港でステップアップ転職するキャリアプランをされる方が多いです。
雇う企業側も、アジアの他の国で就業経験があるのがわかると、アジアに免疫があるのがわかって「この人はこの国でもやっていけるだろう」と思ってもらえる傾向が高いです。
アジアから欧米へ!
塾生の方でシンガポールからベルギーへの転職をされた方がいます。
この方はシステムエンジニアで日本にいる時からキャリアを積まれていたので、その経験値を買われたのもありますが、専門性があり、語学がある程度できればアジアから欧米への転職も可能だということを示してくださいました。
以前ヨーロッパにある人材コンサルタントの方に伺ったのは、「アジア就業経験」はヨーロッパ転職を目指している方にはとても強みになるということ。ヨーロッパとアジアは離れていますからね。アジアのマーケットを熟知している人材は求められています!
この方たちは最初からアジア就職の先のことを考えてらっしゃったのでしょうか?
一概に全員が先の先までプランしていたとは思いません。
ですが、転職に成功された方々に共通していた事として、アジアで現地就職することが自分の強みになる事を理解して、目的を持って働いていた方たちが多いです。
終身雇用制ではないですし、何年滞在できるかもわからないですからね。
危機感を持ちながら自分は何で今アジアにいるのか。この仕事から何を学べるのか。
そのような問いかけを日々しながら働いていた方がキャリアアップしていく傾向にあると感じます。
N:今回で3回にわたるインタビュー連載も終わりです。
近年のアジアの経済成長は目まぐるしく変化していますし、2018年のアジア就職の状況も面白くなりそうですね。貴重なお話を伺わせていただき、ありがとうございました。
———————————-
GJJ海外就職デスク
GJJ海外就職デスクは、グローバル人材育成の「グローバル人材塾®(GJJ)」の海外就職専用デスクです。
グローバルに活躍できる人材を育成する目的で設立されたグローバル人材塾®は、人材紹介会社、海外研修/留学支援会社、キャリア支援会社が、それぞれの強みを持ち寄って運営しています。各分野のプロフェッショナルがそろい、強力なサポートを実現しています。
GJJ海外就職デスクHP https://www.kaigai-shushoku.com
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NNA jobwireでは成長続くアジアで働くための求人情報や生活情報をご提供しています。社員全員がアジア就職を経験しており、その経験や悩んだ経験を生かして、履歴書の添削サポートや生活情報などの情報提供もしています。アジア各国の求人掲載企業や協力人材紹介会社を通じて豊富な求人情報も提供しています。
もし、今回のインタビューを読んで海外で働くことが気になったら気軽に無料相談を受けてみてください。全力でサポートさせていただきます。
【無料相談受付中】あなたの海外就職をサポートします
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GJJ海外就職デスクCEO 田村さつき氏 プロフィール
「ヒトと仕事のミスマッチングをなくす」をテーマにキャリアコンサルタントとして20年の経験を持つ。外資系化粧品会社から大手人材業界に転職後、人材派遣、人材紹介、ヘッドハンティング、外国人人材紹介などを経験。2003年、株式会社ワークトラスト設立(代表取締役に就任)2009年GJJ海外就職デスクを立上げ、キャリアデザインエグゼクティブ兼CEOに就任。2014年ワークトラストインターナショナル設立(代表取締役に就任)2014年GJJ株式会社設立(代表取締役に就任)
著書には、「アジア海外就職~そして旅だった彼らたち~」がある。
●GJJ 海外就職デスク https://www.kaigai-shushoku.com
●ブログ「GJJ海外就職デスクCEO田村さつきの海外就職実現への道のり」https://ameblo.jp/work-t/
アジア就職のその後とは
一度アジア就職をされた方はその後どのようにキャリアアップを図るのでしょうか?
GJJを通じてアジア就職をされた方達のデータを見ると、5:5の割合で日本に帰国される組とそのまま海外に残る組に分かれます。
半数が海外に残るという結果から見えることは、それだけアジアマーケットで働く魅力が高かったのではと感じています。
帰国された場合と、海外に残る場合、どのようなキャリアアップをされた方がいるのか教えていただけますか?
日本に帰国された方の理由として一番多いのは、家庭の事情です。両親が年老いてきたから同じ国にいたい、そろそろ結婚して定住したい・・など皆さん理由はそれぞれです。「今の仕事は楽しいけれど、帰国を決意しました。」という方が大半でした。
その中で日本で理想的なキャリアアップされた方の例をご紹介しますね。
20代前半にシンガポールで就職した女性は、帰国してからシンガポール系の外資企業に入社して、給料がとても上がったそうです。企業としてはシンガポールのビジネスの仕方や、現地のコネクションがある方は欲しいですからね。企業が求めている人材像に彼女は最適でした。
また、30代半ばでインドネシアにある日系商社に就職された男性は、外国人を現地でマネージメントした経験が評価され、帰国後、異業界にも関わらずアジア人を積極的に採用している会社に良い待遇で転職することができました。
N: 日本も最近は転職が一般的になってきたことも、アジア就職後のキャリアアップをしやすくなっているんですね。
そうなんです。日本の転職マーケットがやっと根付いてきたことも後押ししています。日本でもアジア就職経験後の選択肢がぐっと増えました。
アジアからアジア転職
アジアからスライドでアジア転職のパターンの割合が残留組の中で一番多いですね。
最初はビザの審査が比較的ゆるいアジア諸国(例:タイ・ベトナム・インドネシア・インド・ミャンマーカンボジア等)で経験を積み、その後シンガポールや香港でステップアップ転職するキャリアプランをされる方が多いです。
雇う企業側も、アジアの他の国で就業経験があるのがわかると、アジアに免疫があるのがわかって「この人はこの国でもやっていけるだろう」と思ってもらえる傾向が高いです。
アジアから欧米へ!
塾生の方でシンガポールからベルギーへの転職をされた方がいます。
この方はシステムエンジニアで日本にいる時からキャリアを積まれていたので、その経験値を買われたのもありますが、専門性があり、語学がある程度できればアジアから欧米への転職も可能だということを示してくださいました。
以前ヨーロッパにある人材コンサルタントの方に伺ったのは、「アジア就業経験」はヨーロッパ転職を目指している方にはとても強みになるということ。ヨーロッパとアジアは離れていますからね。アジアのマーケットを熟知している人材は求められています!
この方たちは最初からアジア就職の先のことを考えてらっしゃったのでしょうか?
一概に全員が先の先までプランしていたとは思いません。
ですが、転職に成功された方々に共通していた事として、アジアで現地就職することが自分の強みになる事を理解して、目的を持って働いていた方たちが多いです。
終身雇用制ではないですし、何年滞在できるかもわからないですからね。
危機感を持ちながら自分は何で今アジアにいるのか。この仕事から何を学べるのか。
そのような問いかけを日々しながら働いていた方がキャリアアップしていく傾向にあると感じます。
N:今回で3回にわたるインタビュー連載も終わりです。
近年のアジアの経済成長は目まぐるしく変化していますし、2018年のアジア就職の状況も面白くなりそうですね。貴重なお話を伺わせていただき、ありがとうございました。
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GJJ海外就職デスク
GJJ海外就職デスクは、グローバル人材育成の「グローバル人材塾®(GJJ)」の海外就職専用デスクです。
グローバルに活躍できる人材を育成する目的で設立されたグローバル人材塾®は、人材紹介会社、海外研修/留学支援会社、キャリア支援会社が、それぞれの強みを持ち寄って運営しています。各分野のプロフェッショナルがそろい、強力なサポートを実現しています。
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NNA jobwireでは成長続くアジアで働くための求人情報や生活情報をご提供しています。社員全員がアジア就職を経験しており、その経験や悩んだ経験を生かして、履歴書の添削サポートや生活情報などの情報提供もしています。アジア各国の求人掲載企業や協力人材紹介会社を通じて豊富な求人情報も提供しています。
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