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改正労組法が下院通過、複数組合結成可能に

マレーシア連邦議会下院は10日、1959年労働組合法の改正案を可決した。改正により、同一業界、事業所でも複数の労働組合結成が可能になる。スター(電子版)など各紙が伝えた。
シバクマル・バラタラジュ・ナイドゥ人的資源相は「改正の狙いは、結社の自由の原則に沿って労働組合設立に関する制限を撤廃することだ」とコメント。特に、第15条第2項を削除したことで、あらゆる事業所、産業、職業において複数の労働組合を設立できるようになると指摘した。
シバクマル氏によると、今回の改正を受けて、国内の労働組合の数は800に増加すると予想されているという。
また、改正法では労働者は複数の労働組合に加入することが可能になったほか、ストライキやロックアウトの実行基準が引き下げられた。組合に加入できる年齢の下限も、16歳から15歳に引き下げられた。
労働組合法の改正を巡っては、組合が多くなることを懸念する既存の労働組合や業界団体から反対の声が上がっていた。

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