インドの格安航空会社(LCC)アカサ・エアは18日、米ボーイングの旅客機「737MAX」向けの操縦士訓練に関して、航空会社向けの乗務員訓練プログラムを手がけるカナダのCAEと長期提携契約を交わしたと発表した。期間は15年間。世界最高水準の技能を持った操縦士の育成に力を入れる。
CAEはインド国内の訓練施設で最新のフルフライト・シミュレーターを用い、アカサの操縦士を指導する。CAEはアカサが運航を開始した2022年から同航空会社の操縦士訓練を担当しているが、今回の長期契約でさらに協力関係を強化する。
アカサは現在、737MAXを23機運用し、インド全土の20都市を結ぶ。今月28日には、初の国際線として西部ムンバイ—カタール首都ドーハ線を就航する。
CAEは、インド国内3カ所の航空訓練センターで最新シミュレーター13台を運営している。昨年にはボーイングから、インドにおける操縦士訓練・審査制度「能力ベースの訓練と評価(CBTA)」カリキュラムの認定訓練プロバイダーに指名された。
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