韓国国土交通省は12日、地場スタートアップが開発した完全無人の自動運転車両の実証事業に対し、臨時走行を許可したと発表した。運転席に人が乗らない状態での一般道路の走行が許可されたのは、これが初めて。
実証事業が行われるのは、ソウル市麻浦区の自動運転試験運行地区内約3.2キロメートルの区間で、実験車両は最高時速50キロまで速度を出すことができる。午前10時~午後5時と午後8時~翌日午前7時の間に運行し、最初の2カ月間は運転席にドライバーが乗車した状態で実施。その後、助手席に保安要員が乗車した2段階に移行し、最終段階では完全無人運転で走行実験を行う計画だ。
■許可基準の見直しも
これに伴い国土交通省は、無人自動運転車の許可基準の見直しを進める。年内にも細部内容を発表し、今後拡大する無人自動運転の実証需要に対応する構えだ。
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