インドの女性は目のまわりを黒い線で縁取っていることが多い。メークかと思いきや、もともとは目を保護するために「カジャル」と呼ばれる、ギー（バターオイル）を煮込んで出る灰を塗っていたのが由来だそう。
薬局はもちろん、コスメショップでは女性の魅惑的なまなざしの広告とともにアイライナーとしても売られている。お試しで、上まつ毛に沿って線を引くまでは普段のメークと変わらない。が、「下まつ毛の生え際の内側を攻める」との店員のアドバイスは至難の業。
仕上がりはというと、眼鏡をかけているせいもあり、目を二層の額縁にいれたようで笑いがこみ上げた。ただ、一本の線がインド人女性の美しさを引き出す点では、妙な敗北感がある。見かねた店員は「お客さまは、緑や青がお似合いですよ」。東洋の美に問題は線なのか、色なのか。いざ２回戦。「緑ください！」（丑）

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仕上がりはというと、眼鏡をかけているせいもあり、目を二層の額縁にいれたようで笑いがこみ上げた。ただ、一本の線がインド人女性の美しさを引き出す点では、妙な敗北感がある。見かねた店員は「お客さまは、緑や青がお似合いですよ」。東洋の美に問題は線なのか、色なのか。いざ２回戦。「緑ください！」（丑）"
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