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【台湾】現地の人材会社が語る台湾転職・就職マーケット

旅先としての人気はますます高まるばかりの「台湾」。日本からの近さと日本文化の浸透度も高く、旅行先としての人気はとどまるところを知りません。

そんな台湾に魅了され、自分の就職先として台湾転職や就職を希望する問い合わせもNNA jobwireには数多く寄せられています。一方、台湾の転職情報というのはあまり多くなく、正確でライブ感のある情報へのニーズが多くありました。

NNA jobwireは台湾の人材紹介会社「エコアズ台湾」と提携をはじめました。求人情報はもちろんのこと、台湾での仕事探しや生活情報なども協力して伝えていきます。今回はエコアズ台湾の林さんに台湾の転職・就職事情について話をうかがいました。

台湾転職市場の傾向


ここ2〜3年は駐在員が帰任し、「台湾人+日本人現地採用」で現地法人を運営する企業が増えてきた。現地採用であれば日本人のニーズは一定程度ある。

日本人に求められるのは日系企業向け営業職や管理職。現在では日本語ネイティブで中国語ビジネスレベル以上でないと良い仕事に就くのはなかなか難しくなってきている 。25〜38歳あたりの営業職はニーズが高い。管理職としての採用であれば、70,000〜130,000NTDの採用が多い。一般の営業職のボリュームゾーンは48,000〜60,000NTDといったところ。レアケースだが、家賃補助がある会社も。

一方事務職や技術職の日本人フルタイム採用というのは、あまりないのが実情だ。

中国語については実際にビジネスで使えるかが重要。 HSKなどの資格は最上位の6級などあってもそれほど重要視されない。日本人に対して、採用要件として英語を求められるケースは少ない。

日系進出企業・現地企業の業種等

台北市日本工商会会員企業 477社(2017年12月末時点)
台湾日本人会 法人会員 302社(2017年12月末時点)
(引用:JETRO)
エコアズ台湾で扱っている求人の95%は日系企業。

台湾転職での書類選考・面接について

面接はスカイプで行いますか?

一次面接はスカイプ可のところも多い、ただし二次面接以降は現地実施となるケースが圧倒的である。熱意を示す意味でも、現地面接を依頼することには一定の効果はあると思う。

面接は通常何回ほど行われて内定になりますか?

日本に比べると面接回数が少なく結果が出る。面接1回のみで決定40%。2回55%。3回以上5%ぐらいのイメージ。日本で働いている人であっても1週間休みがあれば、その間にすべての面接を済ませて最終結果がわかることも多い。

採用までのスピードは速い。採用スピードが速いということで、解雇規制がゆるいのかというとそうではなく、日系企業は台湾企業に比べて文化として解雇は少なく、自分で主体的に次のキャリアを考えて辞める人の方が多い。

台湾の一般的な現地採用の保険について


全民健康保険
日本の国民健康保険に相当するサービス。外国人も加入できる。1回あたり150〜200NTDえば、診察や薬代まで出る。

労働者保険
雇用保険に相当するサービス。日本ほど完璧ではない。

台湾人から見た日本人の印象は?

働き方

日本人はビジネスマナーはきちんとしている。また、約束を守るなどは日本人の方が優れている傾向を感じる。ただし、台湾人も残業はするなど、このあたりの処世術的なところはあまり変わらない。ただし、台湾人は起業文化が旺盛で、本業とは別に副業をして成功している人も多い。

国民性など

真面目、おしゃれ好き、清潔感、約束守る。 この辺りは日本人の国民性として評価されているところ。台湾人は良くも悪くも大ざっぱな気がしている。

台湾の就労ビザについて


就労ビザはNNA jobwireブログに書かれていることが正しい。

https://jobwire.nna.jp/blog/?p=572

配偶者ビザ

就労ビザを取る必要がないため、企業にとっては採用のハードルが下がる。また外国人に適用される給与下限(47,971NTD以上)の適用もない。一部の日系・台湾企業では、現地でビザ持つ人のみ応募可能という指定もあるほど。

台湾転職の魅力ってなに


過度なストレスがないことでしょう。
会社で朝ごはん食べたり、昼休みには昼寝の文化がある。これは小学生のときから昼寝の時間が設けられているため、社会人になってからも昼食と合わせて1時間程度寝る文化がある。ドレスコードも比較的ゆるく、普段着で働いたり、営業職でもスーツでなくても許される文化がある。

文化として、仕事の食事会などでも無理にお酒をすすめるような空気にはならない。これは台湾人のお酒好きが少ないことに加えて、バイク通勤の人が多いことも影響していると思われる。日本人駐在員からは「台湾人は空気が読めない」と苦笑されることもあるが、同調圧力が少ないことが働きやすさにつながっている面はあると思う。

取材協力 エコアズ台湾

エコアズ台湾の林さん

求職者の方の意見を尊重しているので、 ポジションの押し売りをするような事はありません。台湾でご自身のキャリアアップにつながるようなお仕事を広くご紹介していきます。

エコアズ台湾
台北市松山区民権東路3段142号
+886 2 2546 0593
http://echoas.com.tw/
1NTD(新台湾ドル)=約3.67円(2018年10月現在)

エコアズ台湾提供の台湾の求人情報は以下から確認ください。

https://jobwire.nna.jp/offers/company/69

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そんな台湾に魅了され、自分の就職先として台湾転職や就職を希望する問い合わせもNNA jobwireには数多く寄せられています。一方、台湾の転職情報というのはあまり多くなく、正確でライブ感のある情報へのニーズが多くありました。

NNA jobwireは台湾の人材紹介会社「エコアズ台湾」と提携をはじめました。求人情報はもちろんのこと、台湾での仕事探しや生活情報なども協力して伝えていきます。今回はエコアズ台湾の林さんに台湾の転職・就職事情について話をうかがいました。
 

台湾転職市場の傾向

ここ2〜3年は駐在員が帰任し、「台湾人+日本人現地採用」で現地法人を運営する企業が増えてきた。現地採用であれば日本人のニーズは一定程度ある。 日本人に求められるのは日系企業向け営業職や管理職。現在では日本語ネイティブで中国語ビジネスレベル以上でないと良い仕事に就くのはなかなか難しくなってきている 。25〜38歳あたりの営業職はニーズが高い。管理職としての採用であれば、70,000〜130,000NTDの採用が多い。一般の営業職のボリュームゾーンは48,000〜60,000NTDといったところ。レアケースだが、家賃補助がある会社も。 一方事務職や技術職の日本人フルタイム採用というのは、あまりないのが実情だ。 中国語については実際にビジネスで使えるかが重要。 HSKなどの資格は最上位の6級などあってもそれほど重要視されない。日本人に対して、採用要件として英語を求められるケースは少ない。

日系進出企業・現地企業の業種等

台北市日本工商会会員企業 477社(2017年12月末時点) 台湾日本人会 法人会員 302社(2017年12月末時点) (引用:JETRO) エコアズ台湾で扱っている求人の95%は日系企業。

台湾転職での書類選考・面接について

面接はスカイプで行いますか?

一次面接はスカイプ可のところも多い、ただし二次面接以降は現地実施となるケースが圧倒的である。熱意を示す意味でも、現地面接を依頼することには一定の効果はあると思う。

面接は通常何回ほど行われて内定になりますか?

日本に比べると面接回数が少なく結果が出る。面接1回のみで決定40%。2回55%。3回以上5%ぐらいのイメージ。日本で働いている人であっても1週間休みがあれば、その間にすべての面接を済ませて最終結果がわかることも多い。 採用までのスピードは速い。採用スピードが速いということで、解雇規制がゆるいのかというとそうではなく、日系企業は台湾企業に比べて文化として解雇は少なく、自分で主体的に次のキャリアを考えて辞める人の方が多い。

台湾の一般的な現地採用の保険について

全民健康保険 日本の国民健康保険に相当するサービス。外国人も加入できる。1回あたり150〜200NTDえば、診察や薬代まで出る。 労働者保険 雇用保険に相当するサービス。日本ほど完璧ではない。

台湾人から見た日本人の印象は?

働き方

日本人はビジネスマナーはきちんとしている。また、約束を守るなどは日本人の方が優れている傾向を感じる。ただし、台湾人も残業はするなど、このあたりの処世術的なところはあまり変わらない。ただし、台湾人は起業文化が旺盛で、本業とは別に副業をして成功している人も多い。

国民性など

真面目、おしゃれ好き、清潔感、約束守る。 この辺りは日本人の国民性として評価されているところ。台湾人は良くも悪くも大ざっぱな気がしている。

台湾の就労ビザについて

就労ビザはNNA jobwireブログに書かれていることが正しい。 https://jobwire.nna.jp/blog/?p=572

配偶者ビザ

就労ビザを取る必要がないため、企業にとっては採用のハードルが下がる。また外国人に適用される給与下限(47,971NTD以上)の適用もない。一部の日系・台湾企業では、現地でビザ持つ人のみ応募可能という指定もあるほど。

台湾転職の魅力ってなに

過度なストレスがないことでしょう。 会社で朝ごはん食べたり、昼休みには昼寝の文化がある。これは小学生のときから昼寝の時間が設けられているため、社会人になってからも昼食と合わせて1時間程度寝る文化がある。ドレスコードも比較的ゆるく、普段着で働いたり、営業職でもスーツでなくても許される文化がある。 文化として、仕事の食事会などでも無理にお酒をすすめるような空気にはならない。これは台湾人のお酒好きが少ないことに加えて、バイク通勤の人が多いことも影響していると思われる。日本人駐在員からは「台湾人は空気が読めない」と苦笑されることもあるが、同調圧力が少ないことが働きやすさにつながっている面はあると思う。

取材協力 エコアズ台湾

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