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政策金利を据え置き、米に追随

米連邦準備制度理事会(FRB)が現地時間6~7日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の維持を決めたことを受け、香港は政策金利の基準金利を4.75%に据え置く。香港金融管理局(HKMA)は8日に出した声明で、米国の金利据え置きは市場の予想通りだったと指摘した。
香港ドルが米ドルとのペッグ制(1米ドル=7.75~7.85HKドルの連動相場制)を採用している香港は、基準金利が(1)米国の誘導目標金利の下限に0.5%を加えた金利(2)オーバーナイト(翌日)物および期間1カ月の香港銀行間取引金利(HIBOR)の5日間移動平均——のいずれか高い方となる。FOMCは今回、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を4.25~4.50%に維持することを決定した。据え置きは3会合連続。
金融管理局は、米国の関税措置の変化と金利の動向が金融市場の焦点になるとした上で、不確実性が大きく、世界の金融市場は影響を避けられないとの見方を示した。市民に対し、不動産購入や投資、ローン借り入れを決める際にはリスクを慎重に検討するよう呼びかけている。
香港ドル発券3銀行も最優遇貸出金利(プライムレート)の据え置きをそれぞれ発表した。英金融大手HSBCホールディングス傘下の香港上海銀行(HSBC香港)と中国の大手国有商業銀行の一つである中国銀行系の中銀香港は5.25%、英系大手スタンダード・チャータード銀行(香港)は5.5%を維持する。

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