北京市に本社を置くインターネット通販大手の京東集団（ＪＤドット・コム）が14日発表した2025年第２四半期（４～６月）決算は、純利益が米国会計基準ベースで前年同期比51.1％減の61億7,800万元（約1,260億円）だった。売り上げは好調に伸びたものの、コスト増が重しとなり、９四半期ぶりに減益となった。２月に参入したフードデリバリーを含む新業務への投資がかさんだとみられる。
営業損益は８億5,900万元の赤字。前年同期は105億100万元の黒字だった。うち新業務の営業損益は147億7,700万元の赤字となり、赤字額は前年同期比21.2倍に膨らんだ。
一方、主力の小売りの営業利益は37.9％増の139億3,900万元。インターネット通販の年央セール「618」での販売が好調に推移した。
同期は実店舗型のショッピングモール「京東モール」の新店舗を北京市、広東省深セン市、江蘇省南京市、湖北省武漢市、山西省太原市などで開業。６月末時点の累計店舗数は24店となった。
傘下物流企業の京東物流は営業利益が10.3％減の19億5,800万元だった。６月末時点の保税倉庫や海外倉庫の数は計130カ所を超え、管理面積は130万平方メートル以上。海外倉庫は世界23カ国・地域に持つ。25年上半期（１～６月）は欧米やアジア、中東に海外倉庫を新設した。
売上高は22.4％増の3,566億6,000万元となった。部門別の売上高は、小売りが20.6％増の3,100億7,500万元、京東物流が16.6％増の515億6,400万元。新業務は約３倍の138億5,200万元と急伸した。
研究開発（Ｒ＆Ｄ）費は25.7％増の52億9,900万元だった。
25年６月中間期は、純利益が前年同期比13.7％減の170億6,800万元、売上高は19.3％増の6,577億4,200万元となった。
許冉・最高経営責任者（ＣＥＯ）は、第２四半期に京東のプラットフォームのユーザーアクセス数、アクティブユーザー数、ユーザーの購入回数がいずれも大きく伸びたと指摘。小売りやフードデリなどの新業務の成長を要因に挙げた。
フードデリ事業は注文数の増加や加盟店舗の拡大、配達員の採用などが着実に進んでおり、初期の目標を達成したと説明した。

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営業損益は８億5,900万元の赤字。前年同期は105億100万元の黒字だった。うち新業務の営業損益は147億7,700万元の赤字となり、赤字額は前年同期比21.2倍に膨らんだ。

一方、主力の小売りの営業利益は37.9％増の139億3,900万元。インターネット通販の年央セール「618」での販売が好調に推移した。

同期は実店舗型のショッピングモール「京東モール」の新店舗を北京市、広東省深セン市、江蘇省南京市、湖北省武漢市、山西省太原市などで開業。６月末時点の累計店舗数は24店となった。

傘下物流企業の京東物流は営業利益が10.3％減の19億5,800万元だった。６月末時点の保税倉庫や海外倉庫の数は計130カ所を超え、管理面積は130万平方メートル以上。海外倉庫は世界23カ国・地域に持つ。25年上半期（１～６月）は欧米やアジア、中東に海外倉庫を新設した。

売上高は22.4％増の3,566億6,000万元となった。部門別の売上高は、小売りが20.6％増の3,100億7,500万元、京東物流が16.6％増の515億6,400万元。新業務は約３倍の138億5,200万元と急伸した。

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25年６月中間期は、純利益が前年同期比13.7％減の170億6,800万元、売上高は19.3％増の6,577億4,200万元となった。

許冉・最高経営責任者（ＣＥＯ）は、第２四半期に京東のプラットフォームのユーザーアクセス数、アクティブユーザー数、ユーザーの購入回数がいずれも大きく伸びたと指摘。小売りやフードデリなどの新業務の成長を要因に挙げた。

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