コワーキングスペース(共用オフィス)の運営を手がけるマレーシアのインフィニティー8は10日、首都圏スランゴール州プタリンジャヤの商業施設「サンウエー・スクエア・モール」に新設した共用オフィスを開業した。同州の旗艦オフィスとして位置付け、環境・社会・ガバナンス(ESG)を重視したオフィス環境を提供する。
インフィニティー8が新設した共用オフィス「インフィニティー8リザーブ・サンウエー・スクエア」=10日、スランゴール州(NNA撮影)
新オフィス「インフィニティー8リザーブ・サンウエー・スクエア」は、12月11日に開業予定のサンウエー・スクエア・モールのオフィスビル23階に入居する。オフィス面積は2万4,000平方フィート(約2,230平方メートル)。今年8月に首都クアラルンプールの国際金融区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」で運用を開始したオフィスに次ぐ規模となる。
インフィニティー8のリー・シュエリアン共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は今回開業したオフィスについて、「『成長とサステナブル(持続可能)』をコンセプトとし、オフィス全体が持続可能な開発目標(SDGs)を意識したデザインになっている」と説明した。
リー氏はまた、近隣にモナシュ大学マレーシア校やサンウエー大学など教育機関が立地していることも強みだと指摘。プタリンジャヤに拠点を構える企業のみならず、優秀な人材を求める企業や周辺大学などとのシナジーを期待できる企業もターゲットにしていきたいと話した。
■来年は統合型サービス拡大に注力
インフィニティー8はオフィススペースの提供に加え、エンタープライズソリューションや人材採用など、企業向けHRソリューションを一体的に提供している。リー氏は今後の事業計画として、これらのサービス領域をさらに拡大し、より包括的なサポート体制を確立する方針を示した。
リー氏はまた、同社が2024年5月~25年11月の1年半で、計8カ所の共用オフィスを新規開設し、総オフィス面積が13万1,600平方フィートに達したと明らかにした。年内にはジョホール州で14カ所目のオフィス開業も予定しているという。
一方、来年は開業ペースを調整し、1年間で2カ所程度の新規拠点の運用開始を見込むとしている。展開地域については引き続きクアラルンプール、スランゴール州、ジョホール州の主要都市に注力する方針で、東マレーシアへの進出は未定だとした。
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インフィニティー8のリー・シュエリアン共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は今回開業したオフィスについて、「『成長とサステナブル(持続可能)』をコンセプトとし、オフィス全体が持続可能な開発目標(SDGs)を意識したデザインになっている」と説明した。
リー氏はまた、近隣にモナシュ大学マレーシア校やサンウエー大学など教育機関が立地していることも強みだと指摘。プタリンジャヤに拠点を構える企業のみならず、優秀な人材を求める企業や周辺大学などとのシナジーを期待できる企業もターゲットにしていきたいと話した。
■来年は統合型サービス拡大に注力
インフィニティー8はオフィススペースの提供に加え、エンタープライズソリューションや人材採用など、企業向けHRソリューションを一体的に提供している。リー氏は今後の事業計画として、これらのサービス領域をさらに拡大し、より包括的なサポート体制を確立する方針を示した。
リー氏はまた、同社が2024年5月~25年11月の1年半で、計8カ所の共用オフィスを新規開設し、総オフィス面積が13万1,600平方フィートに達したと明らかにした。年内にはジョホール州で14カ所目のオフィス開業も予定しているという。
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