「サー、サー！」。商業施設に入ろうとすると、入り口で叫んでくる警備員。バッグの中身を見せろということだったらしいが、違和感を持った。言葉通りに受け取れば敬称の「お客さま」だが、「待て」という意味に聞こえたからだ。
英語が第２言語で広く通じる当地ではあるものの、言葉の本来の意味と口調のニュアンスが伴わない場面はよくある。高い教育を受けてきた大統領や政治家は公式の場で英語を話す。ところが、間違った言葉のニュアンスが伝わることを懸念してか、大事な場面になるとタガログ語に切り替える。
「あなたはそんなに英語をしゃべれるのか」と問われれば、答えは「ノー」になる。ただ海外のビジネスの場では相互理解にニュアンスが重要だと感じることは多い。お互いに第２言語だからこそ、言葉が持つ意味を注意したい。（内）

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英語が第２言語で広く通じる当地ではあるものの、言葉の本来の意味と口調のニュアンスが伴わない場面はよくある。高い教育を受けてきた大統領や政治家は公式の場で英語を話す。ところが、間違った言葉のニュアンスが伝わることを懸念してか、大事な場面になるとタガログ語に切り替える。

「あなたはそんなに英語をしゃべれるのか」と問われれば、答えは「ノー」になる。ただ海外のビジネスの場では相互理解にニュアンスが重要だと感じることは多い。お互いに第２言語だからこそ、言葉が持つ意味を注意したい。（内）"
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