フィリピン農業省は20日、2025年通年のパライ（未脱穀米）生産量が過去最高になるとの見通しを示した。生産目標を2,046万トンに設定しており、23年の2,006万トンを上回る見込み。
ローレル農業相は、マルコス大統領がコメ生産に対する100億ペソ（約266億円）の予算を復活させたことにより、25年の生産目標の達成に向けた戦略の実施が可能になると説明した。
一方、24年の未脱穀米生産量（暫定推定値）は1,930万トンにとどまった。同年初めのエルニーニョ現象による干ばつや、後半のラニーニャ現象による洪水で稲が被害を受けたことが要因となった。
食料安全保障評議会（ＮＦＡＣ）の委員長を務めるローレル氏は、国家食糧庁（ＮＦＡ）による備蓄米の調達について、25年は前年と同水準の30万トンを計画していることも明らかにした。国内消費量の15日分に相当する。

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ローレル農業相は、マルコス大統領がコメ生産に対する100億ペソ（約266億円）の予算を復活させたことにより、25年の生産目標の達成に向けた戦略の実施が可能になると説明した。

一方、24年の未脱穀米生産量（暫定推定値）は1,930万トンにとどまった。同年初めのエルニーニョ現象による干ばつや、後半のラニーニャ現象による洪水で稲が被害を受けたことが要因となった。

食料安全保障評議会（ＮＦＡＣ）の委員長を務めるローレル氏は、国家食糧庁（ＮＦＡ）による備蓄米の調達について、25年は前年と同水準の30万トンを計画していることも明らかにした。国内消費量の15日分に相当する。"
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