住友ベークライト（東京都品川区）はこのほど、半導体封止材の台湾子会社、台湾住友培科が高雄市大寮区の大発工業区で新工場を着工したと明らかにした。投資額は８億台湾元（約37億2,000万円）。2023年第３四半期（７～９月）の完工と24年初頭の量産開始を見込む。
高雄市政府によると、既存工場の敷地内に新たな工場建屋を建設する。
住友ベークライトは、昨今の旺盛な半導体需要や、台湾市場は長期的な成長が見込める点を指摘。既存の生産能力の増強や、中国の新生産ラインによる応援生産を通じて供給力アップを図る一方で、将来的な需要に対応できなくなることが予想されることから、新規に生産ラインの導入を行い、生産能力を従来の２倍に拡大することにしたと説明した。
住友ベークライトは半導体封止材「スミコンＥＭＥ」で世界トップシェアを誇る。台湾住友培科は1998年に設立。同年高雄工場の操業を開始し、99年にスミコンＥＭＥの生産を開始した。
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高雄市政府によると、既存工場の敷地内に新たな工場建屋を建設する。

住友ベークライトは、昨今の旺盛な半導体需要や、台湾市場は長期的な成長が見込める点を指摘。既存の生産能力の増強や、中国の新生産ラインによる応援生産を通じて供給力アップを図る一方で、将来的な需要に対応できなくなることが予想されることから、新規に生産ラインの導入を行い、生産能力を従来の２倍に拡大することにしたと説明した。

住友ベークライトは半導体封止材「スミコンＥＭＥ」で世界トップシェアを誇る。台湾住友培科は1998年に設立。同年高雄工場の操業を開始し、99年にスミコンＥＭＥの生産を開始した。

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