フィリピンの財閥ＤＭＣＩホールディングス（ＤＭＣＩＨ） は22日、2025年に傘下の鉱業大手ＤＭＣＩマイニングが操業する鉱山を前年から２カ所増やし、計３カ所にする計画を発表した。年間生産能力を計300万湿トン（ＷＭＴ）に引き上げる。
計画のうち、マニラ首都圏北西サンバレス州サンタクルスの鉱山は既に24年12月に操業を開始した。25年３月までにフル稼働に達する見通しだ。
環境適合証（ＥＣＣ）の規定により、年間生産量は100万湿トンまでに制限される。子会社のサンバレス・クロマイト・マイニング（ＺＣＭＣ）が運営する。
南西部パラワン州アボルランのロングポイント鉱山では、子会社ベロン・ニッケル（ＢＮＣ）が生産再開の準備を進めている。環境天然資源省との鉱物生産分配契約を結ぶための手続きが最終段階に入っている。
ＤＭＣＩマイニングは24年、生産拡大のための設備投資に６億3,400万ペソ（約17億円）を割り当てた。25年はさらに４億ペソを割り当てる計画を示している。

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南西部パラワン州アボルランのロングポイント鉱山では、子会社ベロン・ニッケル（ＢＮＣ）が生産再開の準備を進めている。環境天然資源省との鉱物生産分配契約を結ぶための手続きが最終段階に入っている。

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